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スチームサウナとドライサウナの違いとは?

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サウナ

目次

スチームサウナとドライサウナの違いとは?
自宅導入時のメリットデメリットを比較!

 

AITOSAUNAでは、15年ほど前から本格的な自宅サウナをご提案してきました。サウナは日常的にお使いいただくことで、その効果をより一層実感することができます。
自宅サウナが一人ひとりの生活スタイルにフィットするように、大きく分けて2つのサウナ(スチームサウナとドライサウナ(フィンランド式サウナ))からお選びいただけます。リラクゼーションや健康促進の効果など双方に良さがありますが、その性質や入浴方法は異なります。

本記事では、AITOSAUNAが採用している2つのサウナの違いについてご説明し、ご自宅へ導入いただく際のメリットとデメリットを合わせてお伝えいたします。

 

スチームサウナとドライサウナの概要

スチームサウナとは?

スチームサウナは、高密度スチームで満たされた空間に入浴することで深部体温を上げて発汗を促すタイプのサウナです。足元のスチーム噴出口から霧状の蒸気(過熱水蒸気)が発生し、室内に充満します。熱容量の大きい過熱水蒸気は、低温でも短時間(10~15分)の入浴で効率よく体の芯から温まります。

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)とは?

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)は、体への負担が少ない温度の室内でロウリュを行い湿度コントロールし、体感温度を上げることで心地よく発汗を促すタイプのサウナです。また加熱方式は“対流式”を採用。給気口から取り込んだ空気がサウナヒーターを抜けて温まり、その温かい空気が排気口に抜けていく。風の流れが生まれ、室内を早く温めることができます。

 

温度と湿度の違い

スチームサウナの温度と湿度

短時間で体の芯から温まるスチームサウナは、40℃前後の低温で入浴ができるため、子どもからお年寄りの方まで体に負担をかけることなく心地よい発汗ができます。サウナ室内は湿度100%、全身が高密度スチームに包まれ 潤いを保ちながら新陳代謝を促します。

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)の温度と湿度

ストーブであたためた石に水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」を前提としたドライサウナ(フィンランド式サウナ)は、湿度コントロールにより70℃程度の室温でも心地よく発汗できます。湿度30%程度の室内環境を保つため、呼吸が楽で鼻や喉の粘膜を痛めることもありません。

 

健康効果の違い

□ スチームサウナの効果

スチームサウナには、以下のような健康効果があります。

血行促進: 体を温めることで血行が促進され、体内の毒素や老廃物を排出する助けとなります。
ストレス解消: 温かい環境と落ち着いた雰囲気に包まれることで、心身をリラックスさせる効果があります。
免疫力向上: 体温を上げることで免疫細胞が活性化され、病気やウイルスから身を守る力の高まりに期待できます。
美容効果: 毛穴の詰まりや皮脂の酸化物質が除去されることで肌がきれいになり、また入浴後も肌がしっとりし髪の乾燥も防ぎます。

こんな人におすすめです
・冷え性の方
・乾燥肌やアトピー性皮膚炎などのトラブルが気になる方
・高齢になっても家で入浴をしたい方
・家事(お風呂掃除)をできるだけ少なくしたい方

*スチームサウナの効果についてはこちらの記事で詳しく解説しています

 

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)の効果

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)には、以下のような健康効果があります。

発汗促進: 体内の熱を逃がすために発汗が促進され、毒素や老廃物を分泌することで体や皮膚を清潔にします。
筋肉緩和: 熱によって筋肉の緊張がほぐれ、疲労回復や筋肉のリラックスに役立ちます。
免疫力向上: 体温を上げることで免疫細胞の活性化され、病気やウイルスから身を守る力の高まりに期待できます。

こんな人におすすめです
・日常的な疲れやストレスを抱えている方
・肩こりや腰痛に悩んでいる方
・不眠症の方

 

使用方法と快適性の違い

スチームサウナの使用方法と快適性

スチームサウナは、日々の入浴に代わるものとしてお使いいただけます。

リモコンで好みの温度を設定し電源を入れると、室内は高密度スチームに包まれます。設定温度に達すると、白く曇っていた室内が透明になりますので入室してください。(曇っている段階で入室いただいても問題ありません。)数分間座りながらじっとしていると、徐々に体があたたまり毛穴が開き始め、汚れが落としやすい状態になります。そこから頭や体を洗ってください。

蒸気は粒子が非常に細かいため、入浴中は呼吸がしやすくリラックスでき不快感もありません。スチームサウナを出たあとはお肌がしっとりし、髪の乾燥も防ぎます。10~15分程度の入浴で、体の芯から温まりを感じることができます。噴出口にお好きな香りのアロマオイルを垂らして楽しんでいただくのもおすすめです。

 

□ ドライサウナ(フィンランド式サウナ)の使用方法と快適性

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)は、その日の体調や気分に合わせた入り方をすることでさまざまな効果が得られます。

基本的な入浴方法として、70℃前後の室内でロウリュを行い湿度コントロールすることで体感温度を上げて発汗を促します。個人差もありますが8~12分程度の入浴で汗が出てきますので、その後シャワーを浴びるまたは水風呂に入りクールダウンして休憩をとります。疲労回復や自律神経の安定、睡眠の改善など…目的に合わせてこのルーティンを繰り返したり、短時間入浴や温度を変えて入浴したり、さまざまな使い方ができます。

AITOSAUNAが推奨するフィンランド式サウナは、適温・適湿の快適な環境とマイナスイオンを含んだロウリュが代謝を促進し、また呼吸も楽で鼻やのどの粘膜を痛めません。サウナ室内の木の香りに加えてロウリュにアロマオイルを活用することで、落ち着いた雰囲気の中でよりリラックスすることができます。

 

自宅導入時のメリット

□ スチームサウナの自宅導入メリット

スチームサウナを自宅に導入すると、以下のようなメリットがあります。

省スペース: シャワーブースにスチームサウナを設置することで、バスルームの規模を最小限にすることができます。
節水: 一般的なバスタブ入浴と比べて、使用水量が激減します。バスタブにお湯を溜めると200Lのところ、スチームサウナは30分の入浴でたったの3Lしか使いません。
時間短縮: 10~15分程度の入浴で深部体温を上げることができます。冬の寒い日に朝早くから仕事へ行く場合でも、出勤前に短時間で体をあたためて家を出ることも可能です。
家事負担軽減: 日々の入浴がスチームサウナに代わることでバスタブが要らなくなり、掃除が簡単になります。
介護入浴: もともと介護目的で開発されたスチームサウナは、車椅子でも入浴ができることを想定しています。バスタブに浸かることが難しい方でも、代わるものとしてお使いいただける場合があります。

□ ドライサウナ(フィンランド式サウナ)の自宅導入メリット

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)を自宅に導入すると、以下のようなメリットがあります。

ビルトイン型: 据え置きではなく建物に合わせて設計・施工が可能なため、一般的な住宅規模(約30~40坪)でも十分な広さのサウナ室を設けることができます。
温度上昇: 対流式のドライサウナ(フィンランド式サウナ)は電源を入れてからの温度上昇が早いため、15分程度で入浴が可能です。
ノンストレス: 公衆浴場のように人目を気にすることなく、体調や気分に合わせて自分のペースで入浴が可能です。
導線: 自分のサウナルーティンを踏まえて導線計画することで、入浴~外気浴までスムーズに行うことができます。

 

ビルトイン型をおすすめする理由
上記のさまざまな利点から、アイトサウナでは新築やリフォームの際にサウナを導入される方にはビルトイン型を推奨しております。簡易な室内用テントサウナや据え置き型の個室サウナもありますが、家と合わせて計画することですっきりと見せることができ、片付けや掃除など毎回のストレスも減らします。一時的なものではなく、サウナのある暮らしが定着し、より長く楽しんでいただくためのご提案です。

*家と2種類のサウナが同時計画された住まいのルームツアー動画はこちらからご覧いただけます

 

自宅導入時のデメリット

□ スチームサウナの自宅導入デメリット

スチームサウナを自宅に導入する場合、以下のようなデメリットがあります。

初期投資費用: 導入にあたりイニシャルコストとして設備費用が必要となります。(110万円程度 ※状況により異なります)
設置要件: 電源や給排水設備などの条件が整えば後付けでも設置可能ですが、場合によっては分電盤ごとの交換や一部壁を剥がす必要があり、軽微なリフォーム費用が追加になります。
メンテナンス: 機械のため不具合があった場合、将来的に修理や部品・本体交換が必要となります。

 

□ ドライサウナの自宅導入デメリット

ドライサウナ(フィンランド式サウナ)を自宅に導入する場合、以下のようなデメリットがあります。

初期投資費用: 導入にあたりイニシャルコストとして設備費用が必要となります。(150~200万円程度※状況により異なります)
スペース確保: 住宅の中にサウナ室を設ける際、建築規模が限られる場合はスペースを確保するため他の部屋面積に影響が出る可能性があります。
メンテナンス: 機械のため不具合があった場合、将来的に修理や部品・本体交換が必要となります。

 

まとめ

スチームサウナとドライサウナ(フィンランド式サウナ)は、それぞれ独自の特徴と利点を持っています。スチームサウナは湯船に浸かる代わりに、低温・高湿の環境で全身を潤しながら短時間で体の芯から温まることができます。一方ドライサウナ(フィンランド式サウナ)は、温度が高い室内で湿度コントロールしながら体感温度を上げて発汗を促し、さまざまな心身不調の回復に役立てることができます。

いずれも自宅へ導入する際に費用やスペースなどの要件を考慮する必要はありますが、いつでも利用できる自宅サウナはリラクゼーションや健康促進において素晴らしい選択肢であると確信しています。

 

 よくある質問

Q1: スチームサウナとドライサウナ、温度が高いのはどちらですか?

比較的高い温度設定で入浴いただくのはドライサウナ(フィンランド式サウナ)です。スチームサウナは低温・高湿の環境で体を潤しながら温まることができ、ドライサウナは高めの温度で湿度コントロールをしながら発汗を促します。

Q2: スチームサウナとドライサウナ、どちらが発汗を促進しますか?

どちらの入浴も体温を上げることでさまざまな効果が得られますが、発汗を感じやすいのはドライサウナ(フィンランド式サウナ)です。スチームサウナ入浴中は蒸気をまとうため、汗も相まって皮膚表面は常にみずみずしい状態となります。対してドライサウナは、ロウリュを活用して湿度コントロールし、体感温度を上げることで発汗を促します。多くの場合、皮膚表面が乾いた状態から汗をかき始めるため発汗を感じやすいです。

Q3: スチームサウナとドライサウナは、どちらがリラックス効果が高いですか?

リラックス効果が高いのは、低温で入浴ができるスチームサウナです。高温の環境では交感神経が優位となり血の巡りが活発になるため、体はエネルギッシュな状態となります。対してスチームサウナは、低温(40℃前後)であることに加えて高密度スチームに包まれながらゆったりと入浴ができます。血圧が低くなり脈拍もゆっくりになると、リラックス時に働く副交感神経が優位となります。ドライサウナ(フィンランド式サウナ)でリラックス効果を高めたい場合には、70℃前後で入浴をしたあと足に2~3杯の水をかけ、湯ざめに気を付けながら安静にすると良いです。

Q4: スチームサウナとドライサウナの自宅導入に必要なスペースはどのくらいですか?

スチームサウナは、一般的な規模のシャワールームやユニットバスに蒸気発生器を設置することで使用可能です。ドライサウナ(フィンランド式サウナ)は、1畳程度の規模から部屋を設けることができます。AITOSAUNAでは、使用人数や入り方に合わせた規模で施工が可能です。

Q5: スチームサウナとドライサウナのどちらがエネルギー効率が良いですか?

2つのサウナは用途や目的に合わせて入り分けていただくため比較することが難しいですが、それぞれ自宅に導入するメリットは大きいです。スチームサウナはバスタブ入浴に代わるものとしてお使いいただけますので、使用水量が1/10以下になり大幅な節水効果が期待できます。またドライサウナにかかる電気代は1時間あたり200円程度ですので、車などを利用して温浴施設に通うよりも経済的です。